ActiveReports 11.0J Serverのインストールフォルダには、WindowsフォームのREST APIサンプルが含まれています。サンプルの配置場所は次のとおりです。

C:\ActiveReports 11.0J Server\SDK\Samples\WinForms RestApi sample

また、このサンプルはActiveReports Server Samples プロジェクトにも含まれています。配置場所は次のとおりです。

C:\ActiveReports 11.0J Server\SDK\Samples

このREST APIサンプルは、REST APIを使用して、ActiveReports Server上にホストされているレポートを実行する方法を示します。Visual Studioでサンプルを開くには、使用する言語に応じて、以下のファイルのいずれかをダブルクリックするか、上記フォルダにある、「ActiveReports Server SamplesVS20XX.sln」をダブルクリックしてください。

C#：WinForms REST API Sample.csproj
VB.NET：WinForms REST API Sample.vbproj

サンプルの実行

サンプルを実行すると、ログイン画面が表示されます。稼働中のActiveReports ServerのURL、およびログイン可能なユーザーのユーザー名、パスワードを入力してログインできます。
ログイン情報を入力すると、サンプルの画面が表示されます。左側のペインに、現在ActiveReports Serverにホストされているレポートのうち、ログインしたユーザーがアクセスできるレポートが一覧で表示されます。
リストにあるいずれかのレポート名をダブルクリックすると、そのレポートが右側のペインでPDF形式でプレビュー表示されます。

メモ:

このサンプルでは、パラメータ化されたレポートはサポートしていません。
本サンプルをビルドする前に、NuGetでPDFiumViewerパッケージ（バージョン：2.11.0.0）を復元する必要があります。NuGetのバージョンが2.7以降の場合はVisual Studioで自動的に復元されますが、バージョンが2.7より前の場合は手動でパッケージを復元する必要があります。また、サンプルを「ActiveReports Server SamplesVS20XX.sln」から起動せず、プロジェクトファイルから起動した場合も、手動でパッケージを復元する必要があります。

プレビュー時に可能な操作

レポートのプレビュー時は、次の操作が選択・実行可能になります。

名前を付けて保存

このオプションを選択して［実行］ボタンをクリックすると、選択した形式でレポートが保存されます。保存の形式は、次の中から選択することができます。

PDF: 描画は次のオプション設定で実行されます。
- Application: ActiveReports Server
- Author: ActiveReports Server
- OptimizeStatic: False
Word: 描画は次のオプション設定で実行されます。
- Author: ActiveReports Server
- FileFormat: OOXML
Image: 描画は次のオプション設定で実行されます。
- Compression: Lzw
- ImageType: TIFF
HTML: 描画は次のオプション設定で実行されます。
- MhtOutput: True
Excel: 描画は次のオプション設定で実行されます。
- MultiSheet: False

印刷

このオプションを選択して［実行］ボタンをクリックすると、印刷オプションを選択するダイアログが表示されます。ActiveReports Serverに登録されているプリンタからサーバー印刷に使用するプリンタ、および印刷オプションを選択し、［印刷する］をクリックしてサーバー印刷を実行します。

注意: この機能を使用するには、あらかじめActiveReports Server上にサーバー印刷に使用するプリンタの情報を登録する必要があります。詳細については、「プリンタの管理」を参照してください。

ActiveReports 11.0J Server REST APIについては、「REST APIリファレンス」を参照してください。